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美容コラム- 美容脱毛
セルフ脱毛には危険がいっぱい! セルフ脱毛の注意点
セルフ脱毛には危険がいっぱい! セルフ脱毛の注意点
エステに興味はあるけど勇気が出ない……と敬遠して、自宅でセルフ脱毛を行う方もいらっしゃるかと思いますが、そこには見落としがちな危険な落とし穴が隠されているかもしれません。
シェーバー、カミソリによる処理
最もお手軽なムダ毛処理の方法で、多くの方が行った経験があるのではないでしょうか。シェーバーやカミソリでの処理は、一時的にムダ毛とさよならできるという大きなメリットを持っています。ところが、このようなムダ毛処理には、ある危険が隠されているようです。
カミソリ、シェーバーの危険性
ムダ毛を剃るとカミソリに白っぽいものがついてきますが、実はこれは皮膚の角層。つまり、剃ることにより皮膚の角層を無理やりはがしているというわけです。“カミソリ負け”という言葉を耳にしたことがありますか? 表皮が赤くただれ、炎症を起こしたような状態、それが“カミソリ負け”と呼ばれています。無理に処理を続けると色素沈着の恐れも出てきてしまいます。
“カミソリ負け”を防ぐためには、ムダ毛処理の前に、該当箇所を湿らせて体毛を柔らかくしておき、ジェルやクリームなどで被膜を作り、肌をカミソリの刃から保護します。そして、切れ味のよい刃物でお肌をなぞるように優しく処理することが大切です。そして、処理後にはぜひ保湿ローションやクリームなどでお肌を保護してあげましょう。
除毛クリームによる処理
クリームに含まれている成分で体毛を溶かして処理を行うというもので、カミソリ、シェーバーと同様、一時的にキレイになりますが、また毛がはえてきます。この処理を行うにあたって、最も注意を払うべきはクリームの含有成分です。
除毛クリームの危険性
多くの除毛クリームには「チオグリコール酸カルシウム」、「アルカリ剤」が含まれており、この成分が体毛の主成分であるケラチン(タンパク質)を溶かして除毛を行います。ところが、この成分はアレルギーを引き起こす危険性を持っています。お手軽に処理を行えるというメリットを持っている除毛クリームではありますが、反面、特に敏感肌やアレルギー肌の方は使用を避けた方が良いというデメリットを持ち合わせています。
現在では、敏感肌に対応した除毛クリームも販売さているようですが、やはり除毛クリームである以上、何かしらの薬剤を含有していることに違いはありません。特にお肌の弱い方が除毛クリームを使用する際には、事前にパッチテストを行い、お肌に現れる異常の有無を確認しておきましょう。そして使用後には、クリームの成分がお肌に残ることのないよう、ぬるま湯できちんと洗い流しましょう。
さらに、処理後にはたっぷりとお肌の保湿を行うことをおすすめします。除毛クリームがお肌へ付着することにより、お肌にダメージを与えている可能性があるということをお忘れなく。
ワックスによる処理
毛抜きと同様、体毛を毛根から無理やり引き抜く脱毛方法であり、確実に脱毛を行うことができますが、セルフで行う処理の中でも最も危険性が高く、できる限り避けたいのがこの方法といわれています。
ワックスの危険性
脱毛を行ったあとの毛穴はポッカリと開いた状態であり、うっかり処理後のケアを怠ると、その部分から細菌が侵入し、思わぬ肌トラブルに見舞われてしまう恐れがあるからです。さらに、ワックス脱毛を長期に渡り続けていると、やがてはお肌の防衛本能が働き、毛穴の周囲の皮膚が硬くなり厚さを増すといわれています。これにより新たに毛穴から生まれた体毛が皮下に閉じ込められ“埋没毛”という状態が起こることがあります。この状態となってしまった場合には、自己処理が難しくなり、皮膚科、美容皮膚科、形成外科などでの切開処理が必要となることもあります。
ワックス脱毛で処理を行いたい場合には、事前にお肌を温め、十分に毛穴を開かせた上で行いましょう。そして、処理後には毛穴をきちんと消毒し、引き締めローションでお肌を引き締めることを忘れずに。
エステで脱毛するメリット
最も安全なのは、やはりプロの技術で処理してもらえる専門のエステを訪ねることでしょう。
エステで主流になっている光脱毛では肌や毛穴を傷つけることなく、毛根にのみダメージを与えることで脱毛することが可能です。ビフォー&アフターケアもプロの手によって適切な処理をしてもらえるでしょう。エステで脱毛というと、一見少々面倒に感じるかもしれませんが、あなたの大切なお肌を守るために、手間を惜しんではいけません。