COLUMN
美容コラム- ダイエット
お肌や体の悩みは骨盤に通じる!? ゆがみを正して健康と美を取り戻そう!
いろいろなダイエットを試したけれどなかなか痩せない、ニキビや吹き出物などのトラブルが一向に改善されない、年々生理痛もひどくなってきたみたい……。そんな悩みを抱える現代女性は、決して少なくはありません。そうしたトラブルは「骨盤のゆがみ」が引き起こしていると言われています。
骨盤のゆがみは、日ごろのクセや生活習慣を見直すことで改善できます。ゆがみをスッキリ正して、健康と美を取り戻しましょう!
骨盤がゆがむとどうなるの?
上半身と下半身をつなぐ「骨盤」は、仙骨(せんこつ)、寛骨(かんこつ)、尾骨(びこつ)から成ります。仙骨は骨盤の中央に位置しており、その骨盤の壁に左右一対にある骨が寛骨、それらをつなぎ合わせるように脊柱の最下端にある骨が尾骨になります。正常な骨盤はこの3つの骨がきれいな逆三角形をしていますが、ゆがみが生じると四角くなったりねじれたりします。骨盤のゆがみは、男性よりも女性に多いといわれています。その理由としては、出産という大役があるため、もともとゆがみやすくなっていることが挙げられます。
骨盤がゆがむことで生じるのは、まず「重心のズレ」。本来、人間の体は左右に同じ体重がかかることでバランスを取ります。ところが骨盤がゆがむと、左右または前後のいずれかに体重が偏り、重心がずれてしまうというわけです。
ゆがみはダイエットの大敵!
骨盤がゆがむと骨の位置がずれ、本来骨があるべき場所がぽっかりと空いてしまいます。すると、体はなんとかバランスを整えようと、代わりになるものをつくり出します。それが、なんと「脂肪」なのです。ゆがみを放置すると、どんどん脂肪が蓄積され、肥満の原因になるともいわれています。なかなか痩せない、下半身が太りやすいという方は、骨盤周りに脂肪がつきやすくなっていることが原因かもしれません。また、ゆがみによって内臓が押し上げられ、ぽっこりお腹につながることもあるので、注意が必要です。
肌トラブルや便秘の原因にも
骨盤に近い位置にある子宮や大腸は、ゆがみの影響をダイレクトに受けてしまいます。骨盤がゆがみ、圧迫されると血流が悪くなり、冷えや便秘、生理不順を招くことも。また、便秘が続くと老廃物が体内に蓄積されてしまうため、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを引き起こしてしまいます。
そのクセ、ゆがみのモトかも!?
さまざまな不調を引き起こす骨盤のゆがみ。それには日ごろの「クセ」が関係しているようです。まずは、自分のゆがみ度をチェックしてみましょう。
- 足を組むクセがある
- 常に左右いずれか同じ方の肩、または手にバックを持っている
- 靴の外側が減っている
- 5cm以上のヒール靴をよく履いている
- 猫背である
- 立っているとき左右の足どちらかに体重をかけている
当てはまる項目が多いほど、ゆがみがひどくなっていると考えられます。裏を返せば、これらのクセを直すことで改善につながるともいえます。背筋を伸ばし、体重を左右にバランスよくかける、普段はローヒールの靴を履くなど、日ごろの心がけがゆがみを正す第一歩です。
今すぐ実践! 簡単骨盤エクササイズ
骨盤のゆがみを正すには、エクササイズも効果的です。1日たった数分でできる、簡単エクササイズをご紹介しましょう。
1.骨盤を回す
両足を肩幅に開き、膝をかるく折る。手を腰に当て上半身と足は動かさず、腰だけをフラフープを回すように右にゆっくり回し、同じ要領で左に回す(各10回)。
2.骨盤を前後に動かす
両足を肩幅に開き、膝を軽く折る。手を足の付け根に当て、上半身と足は動かさず、腰を前後に動かす(10回)
以上を1日に5~10セットを目標に行います。エクササイズの際は、骨盤の位置を意識しながら行うと効果的です。また、食後すぐは避けましょう。
体の構造上、どうしてもゆがみがちな骨盤。日ごろの心がけやエクササイズをコツコツ続けることが、ゆがみを最小限に抑えるカギとなります。毎日の習慣に取り入れ、骨盤美人を目指しましょう!