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美容コラム
2015.03.23
  • スキンケア

日本伝統の美容成分「米ぬか」の美白パワーがすごい!

日本伝統の美容成分「米ぬか」の美白パワーがすごい!

米ぬかは昔から美肌づくりに役立つとされ、広く美容に用いられてきました。昔は米ぬかを石鹸の代わりとして使う習慣もあったのだとか。現在では、美白への働きかけを期待して、米ぬかを使ったさまざまな化粧品も開発されています。そこで今回は、色白美人のもとといわれてきた米ぬかに秘められるパワーについて、詳しくご紹介します。

米ぬかの美白作用の秘密

米ぬかとは、お米を精米するときに出る、胚芽や表面の「ぬか層」と呼ばれる外皮の部分のこと。米ぬかの栄養価は高く、最近では精米した白米よりも玄米を好んで食べる方も増えています。玄米は米ぬかを直接食べることができるので、美容にも健康にもうれしい働きが期待されるためです。米ぬかに含まれる栄養の中でも、美白に役立つとして注目を集めているのが「フェルラ酸」と「ビタミンB群」です。こちら米ぬかやサプリメントを食べることで採り入れることもできますが、今回は肌から入る側面から効果作用をみていきましょう。

▶ フェルラ酸の美白作用

フェルラ酸には、体内で発生する活性酸素を抑える働きがあります。活性酸素は、体に進入した細菌などを撃退する働きをもっていますが、過剰に発生すると健康な細胞まで傷つけてしまう厄介な存在。フェルラ酸はこの活性酸素を抑えて、シミやくすみの元となるメラニン色素の発生を防いでくれます。また、紫外線の吸収を抑える働きもあるので、日焼け止めの成分としても用いられています。

▶ ビタミンB群の美白作用

米ぬかにはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は美肌のビタミンとも呼ばれ、肌のスムーズな代謝には欠かせない成分。肌は毎日新しい細胞を生み出していますが、肌の代謝が乱れると表面が角化して硬くなるため、紫外線によるダメージが肌の内側に閉じ込められやすくなります。ビタミンBはそんな肌の代謝を整えて、古くなった細胞の排出を促してくれます。

米ぬかの使い方

では、米ぬかを使った洗顔やパックの方法についてご紹介しましょう。

▶ 洗顔

米ぬか洗顔は、スクラブのような働きもするので角質除去にも役立ちます。

週に2~3回程度がオススメです。

  1. 米ぬかを小さじ2~3杯くらい手に取り、少量のぬるま湯と混ぜ合わせて、やわらかいペースト状にします。
  2. 1を顔全体に伸ばし、指の腹でやさしくマッサージします。(このとき、こすりすぎると肌を痛めるので注意しましょう。)
  3. ぬるま湯で洗い流し、清潔なタオルでふき取ります。

▶ 顔パック

米ぬかを使った顔パックは、週1回程度行うスペシャルケアに。

  1. 米ぬか2:小麦粉1の割合で混ぜ合わせます。
  2. ぬるま湯を少しずつ加えて、ペースト状にします。
  3. 顔全体に伸ばして20分ほどそのままにします。
  4. ぬるま湯で洗い流し、清潔なタオルでふき取ります。

米ぬかには、紫外線を浴びた直後のメラニンの生成を抑える働きがあるので、うっかり日焼けをしてしまったときは、日焼けした部分を米ぬかでケアしましょう。紫外線を浴びやすい肩や腕のシミ予防として使うのもオススメです。

季節の変わり目こそ米ぬかケアを

日本人にとってとても身近な米ぬかには、今回挙げた美白作用だけではなく、保湿成分のセラミドと同じ働きをする「米ぬかセラミド」も豊富に含まれており、肌が乾燥しやすい季節にもぴったりです。

季節の変わり目には、肌の状態が不安定になり、肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなります。米ぬかを食べたりスキンケアに使ったりして、肌の代謝を整えることがトラブル予防につながります。米ぬかの美肌パワーで、しっとり滑らかな白肌を目指しましょう!

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