朝シャワーのついでにむだ毛をカミソリで処理したら、昼間になって赤いぽつぽつが！　なんて経験はありませんか？実は、朝のむだ毛の自己処理は肌への負担が大きく、トラブルを起こしやすいのです。

では、できるだけ肌を傷つけない、むだ毛処理のベストなタイミングはいつでしょうか。肌荒れしてしまった場合の対処法もあわせてご紹介していきます。

朝にむだ毛処理を行うとどうなってしまうの？

自己処理でよく使われるカミソリ。実は、カミソリを使って処理すると、肌の表面の角質層も一緒に傷つけてしまいます。自己処理したあとの肌は保護機能が弱まり、敏感になって刺激を受けやすい状態に。朝、シャワーのついでにむだ毛処理すると、敏感になった肌のまま出かけることになり、その結果、服やストッキングの摩擦や紫外線によってダメージを受け、赤いぽつぽつが出来てヒリヒリするなど、いわゆる「カミソリ負け」を引き起こしてしまうのです。

むだ毛処理のあとはしっかり肌を休ませて

夜寝る前のむだ毛処理なら、紫外線やピッタリ密着する服で肌を刺激することはありません。むだ毛処理をしたあとはきちんと保湿して、十分な睡眠をとります。肌をゆっくり休ませて、回復させてあげてくださいね。

生理前後や体調の悪い日は避けて

また、生理前後も、ホルモンバランスの関係で肌が敏感になっている時期です。肌荒れのもととなる「黄体ホルモン」が分泌されやすいため、この時期にむだ毛処理をするといつも以上にダメージを受けやすく、カミソリ負けや炎症が起きやすいのです。そのほか、睡眠不足や疲労などで体の調子が悪いときも、肌はデリケートなので要注意。体調が落ち着くまで、むだ毛処理はお休みして下さい。

カミソリ負けを起こしてしまったら

では、実際にカミソリ負けして肌が荒れてしまったときはどうすればよいのでしょうか。

まずは十分に冷やして

かゆみや赤みが出た場合は、まず冷やしましょう。保冷剤をガーゼで包んで肌に当てたり、冷蔵庫で冷やした濡れタオルを使って、かゆみや赤みをおさめます。

処理後の肌は乾燥しています

むだ毛処理をしたあとの肌は乾燥していますので、保湿ケアが大切です。アルコールや香料を含まない低刺激のローションやミルクでしっかりと保湿をしてください。冷蔵庫で冷やしておけば、保湿と冷却が同時にケアできますね。

カミソリ負けは炎症です

カミソリ負けは炎症ですので、炎症を鎮静させてくれる軟膏などでケアしてください。好転しないときは、すぐに皮膚科医に相談しましょう。

肌をキレイにみせるためのむだ毛処理なのに、肌が傷ついて炎症を起こしてしまっては意味がありませんよね。今まで朝にむだ毛を処理してそのまま出かけていたという方は、ぜひこの機会に処理のタイミングを見直してみてください。