COLUMN
美容コラム- スキンケア
エイジングケアにうれしい万能美容オイル、「アルガンオイル」とは
エイジングケアにうれしい万能美容オイル、「アルガンオイル」とは
美容に敏感な女性たちの間で熱い注目を集めている「アルガンオイル」。ビタミンEや必須脂肪酸といった成分が豊富に含まれています。肌や髪などのエイジングケアにうれしい働きがあるこのオイルの魅力や使用法をご紹介します。
アルガンオイルとは?
アルガンオイルとは、モロッコの南西部にしか自生しないアルガンツリーという樹木になる実から採取したオイルです。砂漠が誕生する遥か昔8000万年も前から生息しているアルガンツリーは、この地域特有の厳しい気象環境のなか強い生命力を持っています。この木になる約100kgの実からわずか1リットルほどしか抽出できないアルガンオイルは、非常に希少価値の高いオイルとして知られています。
アルガンオイルは、食用や民間療法の治療薬にも使える万能オイルとして古くからモロッコの先住民族ベルベル族に親しまれてきました。このオイルの成分が徐々に美容オイルとして注目され、スキンケアやマッサージなどに活用されるようになってきたのです。現在はアルガンオイル配合のスキンケア・ボディケア・ヘアケアなどの商品展開も幅広くラインナップがあり、「オイル美容液」として人気を集めています。
アルガンオイルがもつ美のパワー
アルガンオイルには、ビタミンE、必須脂肪酸やサポニンなどの豊富な栄養が詰まっています。
なかでも注目すべきは、高い抗酸化作用をもち、「若返りのビタミン」と呼ばれているビタミンEがオリーブオイルの約2~3倍も含まれていることです。年齢とともに進むお肌の酸化や、紫外線の影響で生じる活性酸素によるダメージへの働きかけが期待されていて、シミやシワが気になる方にもおすすめです。
また、含まれる必須脂肪酸のうち、リノール酸は肌の潤いをキープするために欠かせない存在で、乾燥を防ぎ、肌コンディションを整えるのに役立ちます。
アルガンオイルはベタつく感触もなく、肌馴染みのよい高い保湿力が大きな魅力で、顔はもちろんボディや髪など全身の保湿に使えます。妊娠線の予防のために使っている妊婦さんもいるようです。ニキビや肌荒れなど部分的に使うのもよいといわれています。
入浴タイムの乾燥対策として湯船に数滴たらせば、全身のお肌への効果はもちろん、いつもと違うリッチな気分も味わえそうですね。
全身を磨ける万能オイル
では、キレイを磨き上げるアルガンオイルの、上手な使い方をご紹介します。
洗顔直後にブースター(導入液)として
スキンケアの一番はじめに、ブースター(導入液)として使います。オイルが馴染んで肌が柔らかくなったところで化粧水やボディクリームを重ねると肌への浸透が促進され、より保湿力がアップします。
手のひらで温めてからマッサージ
まずは手のひらに数滴オイルをたらして、人肌にオイルを温めたら、顔と首に広げてやさしくマッサージしてください。血行が促され、むくみ対策にもつながります。
デスクワークや立ち仕事で脚がむくみやすい方は、脚のリンパマッサージをする際に使ってみてください。保湿もできて一石二鳥ですよ。
ドライヤーやシャンプーの前にひと手間加えて
パサつきや枝毛、切れ毛が気になる場合は、タオルドライ後に数滴を手に取って、髪全体に馴染ませてからドライヤーで乾かしましょう。アルガンオイルの保湿パワーで髪がしっとりとまとまり、ドライヤーの熱によるダメージも抑えてくれます。
さらに、アルガンオイルは頭皮ケアとしても活躍してくれます。シャンプー前に、頭皮全体にオイルを数滴たらし、やさしくマッサージしましょう。そうして、余分な皮脂や汚れを浮かせてからシャンプーすることで、洗い上がりがすっきりとします。
ガンコな角質部分を保湿する前に
ガサガサが気になるかかとや膝、ひじの角質ケアにもおすすめです。保湿クリームをつける前に、数滴を手に取って馴染ませて角質が柔らかくします。その後、保湿クリームを使うとしっかり浸透していきます。
キレイを目指す女性には、うれしいことずくめのアルガンオイル。お顔はもちろん、全身に使えるので、毎日活躍すること間違いナシです。今日から日常のケアに1アイテム取り入れて、美しさに磨きをかけましょう。