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2015.11.13
  • スキンケア

先手必勝! この冬の乾燥対策で「来夏の紫外線」に負けない肌になる

先手必勝! この冬の乾燥対策で「来夏の紫外線」に負けない肌になる

日本は四季の変化を楽しめる反面、季節によって肌環境が大きく変わってしまうのもまた事実です。乾燥の季節をどのように過ごすかで、春夏のお肌の状態も変わってきます。冬の乾燥対策を怠ると、それが夏の紫外線対策にも影響を及ぼすのです。

肌のターンオーバーは、20代で約28日周期といわれています。しかし、加齢とともにその期間は徐々に長くなり、30代以降だと45日以上周期になってしまうのだとか。このターンオーバーの低下がシワやくすみの原因となり、肌の弾力やハリを失わせて、見た目年齢を上げています。

今見えている肌は、このターンオーバー1周期前のスキンケアがベースになって作り上げられているといわれています。来年の紫外線に負けない肌をつくるためにも、冬である今のうちに、肌のターンオーバーの周期に見合った対策をとることこそ、未来を美肌で迎えるために重要なポイントなのです。

乾燥肌のデメリット

健やかな肌状態の場合、肌の水分量は角層で15~20%、角層より内部の表皮や真皮では60%~70%位に保たれています。角層は環境の影響を受けるため、湿度が高ければ肌の水分量も増し、乾燥すれば水分量も減少します。乾燥が原因で潤いに重要な「セラミド」やアミノ酸が失われ、角層の水分がさらに保持できない状態になってしまうのです。当然、紫外線や大気汚染物質など、外部からの刺激に弱い状態となります。

健康で美しい肌でいるためには、年間通して正しい乾燥対策を取り入れることが重要です。

来夏のための冬の乾燥対策

来夏に紫外線のダメージを受けないために、今できる冬の対策で基本となるのはやはり「保湿」。乾いた空気の影響を受けるこの時期に、もし赤みや吹き出物といったトラブルが起きているのなら、それは肌の油分に対して水分が足りなくなっている証拠です。保湿に重視した対策を始めていきましょう。

肌の潤いを十分に保つためには、化粧水でしっかり水分を補給したスキンケアの最後に、クリームなどでフタをするというステップが基本です。最後にフタをすることで保湿した水分の蒸発を防ぐことができます。

体内の水分不足も肌の乾燥につながる

秋冬の乾燥肌は、乾いた外気だけが原因とは限りません。口から取り入れる水分が減ってしまうことも影響するといわれています。人間の体の約60%は水分でできていて、これが不足してくると肌もが柔らかな質感を保てなくなってしまいます。季節が涼しくなって、夏に比べて水分の摂取量が減ってしまうのも、肌が潤いを保ちにくくなるもう一つの原因なのです。

また、新しい水分が体内に補給されないと、古い水分が滞り、血流が低下する原因にもつながっていきます。血流が悪くなれば、皮膚まで栄養が届きにくくなり、さらに肌トラブルを招きやすくなってしまうのです。

そこで、この季節、おすすめの飲み物は「白湯」です。コーヒーやお茶など利尿効果のあるカフェインを含む飲み物より、白湯のほうが適度に水分を補給しながら体内を温めることができ、冷え予防にもなります。

先を見据えたスキンケアで潤いのある肌を

今見えている肌のベースとなっているのは、ターンオーバー1周期前のスキンケアだと考えると、「今」のスキンケアが表に見えるのは、さらに1周期先になります。

スキンケアは毎日の積み重ねが大切。冬に行うべき乾燥対策は、年々過酷になる夏の環境に負けない肌をつくるためでもあるのです。来年の春夏も美肌で過ごすために、今、先を見据えた乾燥対策にしっかり取り組んで、年間通して潤いのある肌で過ごせるよう心がけていきましょう!

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